富山県氷見市下久津呂(地図)
天正6年、上杉氏により能登穴水城を攻撃され越中に逃れた長連龍が、当地の土豪崩三郎左衛門の空城にしばらく居住したという。その空城が久津呂城にあたる。
独立した主郭の周囲には数多くの平坦面が残されているが、現在城域全体が林業用に使われており、後世の改変も多そう。南側からの登り口があり、虎口も存在する。
たまたま麓で畑仕事をしていたお婆さんに了解を得て登りましたが、城跡の存在はご存知ありませんでした。 (撮影2010年3月)
北側の麓から登れる林業用の道路があります
林業用の道路を登れば平坦面が存在します。
写真奥が主郭の丘
主郭下、西方向尾根沿いの郭跡。
主郭を北側から見る。結構広い削平地です。
城の北側は郭が階段状に存在しています。
しかし林業用に改変された跡も見受けられます。
主郭東側の様子。二の丸でしょうか。
城域の東端へ向かいます。
こちらも削平されています
。
南側から土塁状の登山道が存在します。
写真右奥方向にも腰郭が見えますね。
道を登った先の虎口です。
ここが大手だったのでしょうか。
城郭図(『富山県中世城館遺跡総合調査報告書』より引用)