富山県氷見市北八代(地図)
越中の前守護井上入道暁悟方の城だったが、能登勢によって攻め落とされた。
東西に分かれた二つの尾根上に存在する。便宜的に八代城・八代西城としていますが、どちらも自然地形が多く残る臨時の城のように見える。特に東側の本城の主郭は、直下に明確な切岸が無く、少し離れた位置に取り巻くように切岸を設ける風変わりな縄張りとなっている。
このページでは、まず西側の八代西城を紹介します。(撮影2014年2月)
>>東側の八代城 主郭
八代城航空写真(Googlemap)
八代城城郭図(『富山県中世城館遺跡総合調査報告書』より引用)
八代城遠景(東側より)
城の北側、デイサービスの隣に空き地があります。
能越道建設の作業場があったのですが、ここから突入しましょう。
薮がひどいですね。かつて耕作地だったようです。
西側の尾根を登ると、八代西城へ向かいます。
浅く堀切を設けています(城郭図A)
東側の切岸
山頂の平坦地へ登りました(城郭図B)
小さいながらも櫓台があります(城郭図D)
狭い櫓台です。
見張り台だったのでしょう。
主郭下に腰郭を設けています(城郭図E)
主郭下の腰郭から見た櫓台。
小規模ながらも、切岸・削平地はハッキリしてます。
谷間に存在する平坦地(城郭図F)。
後世の耕作地なのでは?
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