富山県南砺市山本(地図)
案内板によれば築城は古そうだが、西勝寺城主・石黒太郎光秀の二男である石黒宗五郎が居城したという。
城は方形単郭の館であったようで、現在は曲輪の一部を残すのみ。北・東・南は高い切岸で守られていたことがうかがえる。
昭和のほ場整備前には、曲輪はまだ広く残されていた模様で、西側を大きく削られたようである。(撮影2014年4月)
山本城 位置(Googlemap)
山本城全景(東より)
案内板は文字が消えかかっています
きれいな平坦面です。
石碑には「日露戦争 忠勲碑」とあります。
北側。虎口のように見える入口ですが、城に由来するかは不明。
ほ場整備前は北側を道路が走っており、忠勲碑への入口として造られたのでしょう。
南側斜面。城の切岸をそのまま残している訳ではないでしょう。
ただ、かなりの高さがあったことは伺えます。
曲輪は西側に延びていましたが、ほ場整備で削られました。
山本城航空写真
(昭和43年(1968)・提供:国土画像情報 国土交通省)
東西に細長い曲輪だったことが分かります。
山本城航空写真
(昭和50年(1970)・提供:国土画像情報 国土交通省)
ほ場整備直後の写真。東側も少し削られていますね。