富山県小矢部市道坪野(Googlemap)
加賀から今石動へ通じる街道沿いに築かれており、街道監視の役割があったのだろう。城主として影野左衛門、松岡新左衛門、三宅新左衛門があげられる
きちんと削平された土塁で囲まれた方形の主郭を中心に帯郭をめぐらし、明確な虎口や堀切を持つ。佐伯氏によれば、土豪の城ながらも前田氏が佐々に対抗するために改修したのではないかと推測している。
国道471号線沿いに案内板があり、城内も案内表示があるので訪問に迷う事は無い。きちんと整備された地元の方に感謝。
(撮影2016年3月)
道坪野城城郭図(『富山県中世城館遺跡総合調査報告書』より引用)
道坪野城遠景
国道471号線からの入口に案内板があります。
すごい目立つ案内板ですね。
これ、よく見ると越後の荒戸城の想像図です。
案内表示があるので、道に迷う事は無いです。
舗装道路の突き当たりに案内板があります。
駐車スペースはないので、突き当たりで停めるしかないですね。
入口にある城跡案内図
ゆるやかな尾根沿いに、街道がクッキリ残っています(A)
浅い堀切があります(城郭図B)
次の堀切の手前で「入口」の案内が。
この後、道順を示す表示はありません。
城郭図Cの堀切
西方向へ何段かの小曲輪が連なります。
主郭北側へ回り込む通路があります。
城郭図Dの竪堀
北側へ回り込む敵を遮断
主郭北側の切岸
写真奥が虎口になります
北側の虎口
道坪野城の主郭へ入りました。
奇麗に削平されています。
主郭の案内表示
主郭の西を守る土塁(城郭図G)
南西方向の土塁
梵字石が出土したんですか。
東側を守る土塁(城郭図H)
南側虎口を主郭側から見ます
南虎口を外側から見ます。土塁の開口部分です。
街道を睨む櫓台(城郭図I)
櫓台からは街道をしっかり監視できます。
主郭東側の横堀(城郭図J)
井戸跡のくぼみがあります(城郭図K)
東方向へも小曲輪をいつくか設けています。
両側から睨まれる街道(城郭図L)
ここ、関所でもあったのかな?
「誘い道」の案内があります(城郭図M)
東側の堀切(城郭図N)
堀切を落として竪堀にしています(城郭図N)