富山県の山城・城跡

頭川城(頭高城)

富山県高岡市頭川(地図

 南北朝期の二宮円阿軍忠状によると、幕府に敵対した桃井直常を討伐する為、斯波氏の軍勢が貞治2年(1363)に頭高城を攻略し焼き払った、とある。
 もともと「安居山古墳群」が存在する山だが、古墳を土塁や櫓台として使われた模様。西側で堀切を設けている。
 道がわかりにくいですが、道路沿い石碑の部分から登れます。 (撮影2010年3月)

頭川城 縄張り図
頭川城 城郭図(『富山県中世城館遺跡総合調査報告書』より引用)

頭川城 遠景
頭川城遠景(南側から)

安居山古墳石碑
東側麓に「安居山古墳」の石碑があります。これが目印。
城の案内板などはありません。

頭川城 方墳
城内の東側にある方墳跡(城郭図1)
櫓台でしょうか。

頭川城 東郭
その方墳の上に登ると、小さな石碑が置かれています。

頭川城
東方向に削平地がダラダラと続いています(城郭図2)

頭川城
東から2番目にある方墳(城郭図3)
土塁として使われたのでしょう。

頭川城
西方向に削平地が続いています(城郭図4)

頭川城
西側のゆるやかなくぼみ。浅い堀切でしょうか?(城郭図5)
奥の土塁のような高まりの向こう側に西端の堀切があります。

頭川城 西端堀切
西端の堀切です(城郭図6)

頭川城 西端堀切
西端の堀切を南から眺める。