富山県砺波市庄川町庄(地図)
桃井氏などが拠点とした館跡で、その規模は300m×150mの広大な台地であるが、そのほとんどが現在水田になっています。
弁天温泉があるあたりを通称「台所屋敷」と言われ、昭和58年の発掘調査では台地全体で礎石、柱穴、石敷、石列などが見つかっているそうです。
南北朝期、桃井直常の拠点となりましたが二宮円阿など幕府側軍勢により、貞治元年(1362)と応安2年(1369)に攻められています。その後、戦国期には木舟城主石黒左近の弟・石黒与三右衛門が入りました。現在でも、城址の南方に上町、北方に鉄砲町などの地名が残っています。 (撮影2010年5月)
弁天温泉に行けばいいのですが、県道沿いには案内表示がありません。
集落を少し奥に入ったところに看板が・・・。
狭くて急な坂道を登ります。
壇城 案内板。背後の水田が城域です。
壇城跡 案内板
現在は水田となって遺構はありません。
背後(東側)の山にも、土塁を持つ小さな曲輪跡が存在するそうです。
弁天温泉