富山県富山市大山町楜ヶ原(地図)
(前ページからの続き)
樫ノ木城内は管理されておらず藪だらけですが、立派な切岸の出迎えを受けて心踊ります。
さあ、主郭目指して登りましょう。(撮影2022年11月)
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樫ノ木城 城郭図(『富山県中世城館遺跡総合調査報告書』より引用)
城郭図10の虎口部分
さあ、さらに奥へ進みましょう。
城郭図11の虎口部分ですが、倒木で隠されてます。
なにせ酷い藪なので、脇にそれましょう。
城郭図12の切岸
脇へ入ると、切岸がかなりよく見えてきました。
本当に立派な切岸で守られています。
城郭図13の張り出し部分、南側の竪堀です。
城郭図13の北側の竪堀。
やはり土塁を通路としていた証でしょうね。
城郭図13から14にかけて、土塁を登っていきます。
通路として利用されたのでしょう。
土塁を登りつつ、曲輪を眺めます。切岸素敵だなー。
城郭図Cの曲輪
さらに城郭図14の土塁を登ります。藪漕ぎ!
もう、ちょっと何がどうなってんの?
Bの曲輪はもう目の前です。
城郭図16の土塁
B曲輪にたどり着きました。奥は主郭。
B曲輪、城郭図17の内枡形虎口部分
ここは内枡形に沿って石が並べられています。
これは正面側
こちらの石列は内枡形の左側
佐伯氏によれば、虎口にこのように石を施すことは、まず無い。
おそらく寺など宗教施設が存在した時の化粧石ではないかと推測。
主郭Aの、虎口張り出し部分(城郭図18)
主郭Aです。藪です。
城郭図19の堀切部分
更に尾根の先にある広い堀切(城郭図20)
上の写真では堀切が分かりにくいので、パノラマ撮影しました。
主郭AからH曲輪に降りました。
猛烈な藪です。こんなところ来ない方がいい。
H郭から伸びる、竪堀(城郭図21)
東側の遮断でしょうか、実に長い竪堀が存在します。
竪堀を下まで降りきって、上方向を眺めています。
クマさんの爪痕
城郭図22にある社。
もう誰も管理することはないのでしょう。
1975年(昭和50年)の航空写真(国土地理院)
城内が畑に利用されていたことが分かる。