富山県の山城・城跡

小島城・乱の穴

富山県富山市山田村小島(地図

 小島甚助が在城したと伝わる。城山と呼ばれる山頂に削平地と土塁らしき遺構があるだけで、一時的な陣城だったのではないか。

 関連遺跡として、城山から西の山奥に小島甚助と寺嶋牛助兄弟が上杉勢から逃れるために身を隠した洞窟「乱の穴」があり、合わせて確認したいところ。登り口は県道25号線のこのあたりにあります。(撮影2013年5月)

小島城 遠景
小島城(城山)遠景

城山へ
南側から城山脇に入る道があります。
この先行き止まりになりますが、折り返せる場所はあります。

小島城 登山
特に道はありません。鉄塔を目印に、えっさと登りましょう。
畑や植林地など完全に私有地に入る感じなので、ご注意を。

小島城
主郭北側に、直線的にわずかに段差を設けています。

小島城 土塁
東側に土塁を残しています。

小島城 主郭
小島城主郭
削平は甘いです。

乱の穴へ
では「乱の穴」に行ってみましょう。
県道25号線は133号線との分岐から冬期間通行止め。
仕方ないのでここから歩きます…

乱の穴 登り口
県道沿いに丁寧に登り口の案内板があります(地図

乱の穴 由来記
立派な由来記があります。
永禄六年(1583)の上杉勢による小島城攻めの時のものだとか。

乱の穴
乱の穴
兄弟で別々の穴に身を潜めたのでしょうか。

亂の穴
乱の穴の右側。
大半が埋もれているのでしょうが、奥行きは人一人分ぐらい。

乱の穴 左
乱の穴の左側。
これだけ派手な穴だと見つかりそうな気もしますけどね。