
富山県下新川郡朝日町宮崎(地図)
(前ページからのつづき)
ここでは、旧日本軍によって作られた土橋から主郭へと向かいます。(撮影2015年5月)

宮崎城城郭図(『富山県中世城館遺跡総合調査報告書』より引用)

旧陸軍が作った土橋で、主郭方向へ向かいます(城郭図5)

「宮崎城空堀」の案内板
土橋の場所は、元は谷でした。

主郭手前まで来ました(城郭図B)

B郭(外廊)の南側(城郭図6)
かつて石垣で囲まれた矢倉台があったそうです。

北方向を眺めると尾根沿いの公園が見えます。
元屋敷城ではありません。

主郭手前の空間。案内板があります。

宮崎城跡の案内板

宮崎城 配置図
左の図に「矢倉台」があることに注目

宮崎城跡の案内板

立派な石段を登り、主郭へ行きましょう。

主郭を囲む石垣は後世のもの。戦国期のものではありません。

主郭(本丸)へ到達(城郭図A)
(Google ビュー)

街道監視にはもってこいの場所ですね。
越後方面がよく見えます。

では本丸を下り、二ノ丸へ向かいましょう(城郭図7)

城郭図Cの郭は「二ノ丸」と呼ばれています。

二の丸の石垣は相当なものですが、これも後世のもの。

城郭図Dは「平地」と呼ばれています。

宮崎太郎・木曾義仲史跡の案内板

なるほど~。個人的には「旧南保山城」が気になります。

城郭図Dには西側に土塁が存在します。

土塁はかつては石塁だったようで、そのなごりでしょうか。

こういうもの残っているのも、また興味深い。