
石川県小松市原町(地図)
加賀平野から鳥越城へつながる街道を抑える位置にある山城。伝承はないが、一向一揆が使用した城を織田軍が攻略し改修したと思われる。
比高240mの奥山ながら、主郭はきれいに削平され全周を塁線土塁をめぐらす徹底した守りで、防御性の高い虎口を備えているのも見どころである。(撮影2022年05月)

岩倉城城郭図(作図:佐伯哲也氏:掲載了解済)

県道にある案内図です。この前に数台の駐車スペースがあります。

県道から登山道に入る場所に案内があります。

きちんと案内板がありますので、間違うことはないでしょう。

獣害対策柵を開けねばなりません。

登山道は約1.8km、ひたすら登ります。

随所に案内があります。

「さむらい道」だそうですが、こちらへは行きません。

ひたすら登って、城郭図Eの曲輪に着きました。
「米左衛門屋敷」の名があり、兵の駐屯地だったのでしょう。

城郭図1の削り込み

城郭図2の土塁

さらに通路状の山道を登ります。

城郭図Dの曲輪の前で道を折り曲げて横矢を掛けています(図4)
写真左上がD曲輪

城郭図D曲輪の入り口

D曲輪。馬出しのようですが、外枡形虎口空間とも言えます。

Dから主郭へ入る虎口(城郭図5)
写真右側が櫓台

岩倉城の主郭に入りました。
非常に広い空間です。

主郭は、全周に塁線土塁をめぐらしています。お見事。

案内板が立っています。古びています。

主郭はきれいに削平されています。

主郭の北方面。古い東屋が立っていますが機能してませんね。

写真奥は、櫓台(図6)。これが重要な役割を果たします。

主郭から曲輪Bに出る虎口です(写真右)

B曲輪に入りました。ここも塁線土塁で囲まれています。