松根城
富山県小矢部市内山（Googlemap）
（前ページからの続き）
越中・加賀国境上に存在する山城で、佐々成政が前田氏に対抗する為に改修した。
ここでは大手口から西側の横堀について紹介しています。（撮影2015年03月）
松根城城郭図（『富山県中世城館遺跡総合調査報告書』より引用）
城郭図３の大手口。両側に櫓台があります。
門が存在したことでしょう。
城郭図Mの櫓台
城郭図Nの櫓台。M、N共に大手を守っています。
城郭図Kの空間。写真左下が小原道。
城郭図Lの櫓台。
小原道へ横矢を掛けるように一部土塁も残しています。
佐伯氏によればLとMの間に土塁が存在したであろうと推測。
櫓台Lを西側から
大堀切を眼下に眺めます。
突入してくる敵兵を狙い撃ちできます。
城郭図Jの部分が駐車場になっており、トイレもあります。
（このトイレ、手洗い場がないです……）
松根城の案内板
張り出したD曲輪の切岸
城郭図５の部分はD曲輪と櫓台に挟まれており、
佐伯氏は木戸があったであろうと推測。
城郭図５を突破しても、ずっと横堀が続いています。
上の曲輪から横矢が掛かっています。
城郭図６の部分の横堀。
発掘調査で薬研堀だったことが分かっています。
横堀は北に向かってずっと続いています。
徹底した守りです。
さて、城郭図Fの曲輪から主郭を目指しましょう。