富山県の山城・城跡

浅井城

富山県高岡市福岡町赤丸(地図

 張り出した尾根の先端に築かれた城館。この地域を治めた土豪の中山氏の居城と推測され、赤丸城の支城とも考えられる。
 尾根筋を幅広の堀切で遮断している。方形の曲輪が見受けられるのは館があったからか? また後世に耕作地や墓地として利用された改変なのか、判然としない。
 浅井神社脇から登れば早いのだろうが、斜面は急で竹やぶが酷い。浅井神社脇の砂利道を登っていくと、浅井城入口へ行く道への分岐路にたどり着く。かなり遠回りになるが、この遊歩道を利用した方が難なくたどり着ける。
 私が訪問した際、たまたま神社にいた方に道筋を聞いた。その方は中山姓で、何と土豪中山氏に関係する方でした。(撮影2024年5月)

浅井城 遠景
浅井城 遠景

浅井城縄張図
浅井城 城郭図(『富山県中世城館遺跡総合調査報告書』より引用)

浅井神社
浅井神社脇の砂利道を進みます。

平場
しばらく行くと開けた場所にたどり着きます。ここから東方向の道へ入ります。
ここまで車で来れそうですが、登りは結構きつい。

浅井城への遊歩道
尾根伝いにしっかりした遊歩道がつけられています。

浅井城案内板
しばらくすると、浅井城の案内板があります。
看板からさらに奥へ入って行きます。道はあります。

堀切の手前
堀切の手前(城郭図1)の部分

浅井城堀切
尾根を断ち切る幅広の堀切です。(城郭図2)
佐伯氏は、後世の耕作で堀底が埋まってしまったと推測。

竪堀
堀切の南方向の斜面、幅広に竪堀を落としているように見えます。

切岸
上の写真の、やや主郭側寄り。

堀切
堀切の北側斜面もかなり落としています。

堀切の西側
堀切の西側

虎口?
堀切から主郭方向、やや虎口っぽくなっています。

主郭へ
主郭Aの切岸です。

浅井城 主郭
主郭A。方形の削平地です。

帯郭
一段下に細い帯曲輪を設けています(城郭図3)

曲輪
城郭図4側から主郭方向。

広い削平地
広い削平地のB曲輪。ひどい藪です。

切岸
主郭の北側切岸