富山県氷見市小竹(Googlemap)
伝承はなく城主は不明。阿尾城の菊池氏が入ったという資料を見たような気もしますが謎です。
山頂の細長い尾根を削平し、東端を主郭として、西・南方向の尾根に堀切や切岸を設けて守りを固めています。特に西の二重堀切は見所。明確な虎口は見受けられません。 後世の畑作により改変を受けている様子も見られます。
ちなみに、帯曲輪で過去に389枚の銅銭が出土しています。
弘源禅寺への林道がありアクセスしやすく、駐車も余裕で可能。主郭南側は筍畑として地主が管理しているようで、登りやすいのですが十分の配慮を。
このページは、登山口や西側の二重堀切を紹介しています。(次のページ:摩頂山城 主郭周辺)
(撮影2013年12月)
摩頂山城 城郭図(『富山県中世城館遺跡総合調査報告書』より引用)
摩頂山 遠景(氷見側から)
中央が摩頂山。奥の鉄塔があるのが二上山。
登り口(城郭図A)
左下へ下りて行けば弘源禅寺へ
城郭図Bの墓地部分。ここも曲輪だったのでしょうか?
写真右奥に櫓台があります。
写真では分かりにくいですが、城郭図Cの櫓台。
この西側に切岸を設け、更に削平地が存在します。
城郭図D部分。写真奥へ登って行けば主郭へ行けます。
地主さん済みません、筍泥棒じゃないので立ち入ります……。
泥棒看板が気になるので、とりあえず道を西へ向かいます。
城郭図E部分から南方向の尾根は守りを固めています。
城郭図Fの堀切。
ここから南は都合により後日訪問とします……。
城郭図Eから北を見れば、いくつもの段が見えます。
間違いなく畑の跡ですね。ここを登って行きましょう。
城郭図Gの曲輪。銅銭が見つかったのは奥の方。
城郭図Hの巨大堀切。圧巻です。
更に西側の堀切。二重堀切になっています。
城郭図Iの細長い曲輪を主郭へ向かいます。
北側は急峻な斜面になっています。