
富山県小矢部市道林寺(Googlemap)
越中・加賀国境上に存在する山城の一つ。(前ページからのつづき)。
このページは、2022年4月に再度訪問した時の写真を掲載しています。地元の方により整備がなされ、前回は笹薮状態だった遺構が実によく見えるようになっていました。(撮影:2022年4月)

源氏ヶ峰城郭図(『富山県中世城館遺跡総合調査報告書』より引用)

街道側の虎口部分(城郭図21)
きれいに草刈りされていました。

城郭図22の竪堀。ここも草刈りされています。

非常に長大な竪堀で、見どころですね。

B郭に入る手前の切岸。立派なものです。

B郭。以前は薮に覆われていました。

土塁による折り曲げ部分(城郭図23)
ポインタを画像上に

石碑に何か刻まれているのですけど、読めません。イタズラ書きもありそう。

B郭からの眺め。素敵です。

城郭図24の横堀

城郭図24の横堀、人物との比較。かなり深く、折り曲げています。

城郭図25の堀切。北方面。

城郭図25の堀切。南方面。

B郭からA郭(主郭)へ向かいます。奥がA郭です。

城郭図26の竪堀。通路を狭めています。

主郭手前の折り曲げ通路。
ポインタを画像に

A郭。主郭です。

城郭図28の横堀

横堀の東側で竪堀を設けて、通路を狭めています。
写真ではよくわかりませんが……

横堀は一部通路を残し、Aから伸びる郭の脇を通路として、攻め手に横矢を掛ける形に。
ポインタを画像に

巨大な堀切が見えて来ました。

堀切手前で櫓台と設けています(城郭図29)

この巨大堀切には圧倒されます(城郭図30)

堀切と人物との対比

東側から見た堀切。

よくぞブルトーザーの無い時代に、これだけ掘れたものだ。

郭Gは、前回は薮がひどくて突入するのをやめました。
今回ここは、綺麗に草刈りされていました。

郭Gは削平が甘く、ほぼ自然地形のよう。
所々、高さ40cm程度の段差があります(城郭図31)

城郭図32の切岸。明確な遮断線になっています。

城郭図33の竪堀。さすがにこのあたりは薮だらけ。