
富山県富山市八尾町(地図)
前ページからの続き。この地域一帯を治めた斎藤氏の居城。
(撮影2010年3月)

空堀を越えた、城域北部地区に入ります。
ここは日常の居住区域と思われ、ひたすら平坦地が続いています。

見所は、東西を分割するように中央を走る石塁遺構です。
・・・草で隠れてしまってますね。

中央を走る石塁

石塁は、ひたすら真っすぐ延びています。

北に向かってどんどん歩きましょう。
と言いますか、果てしなく平地が続きますよ。すごく広い。

中央の石塁の北の端。
ここらで終わるようですね。

途中、段をいくつも設けながら、ひたすら続く平坦地でした。

さて、城生城の北端になる虎口跡まで来ました。

虎口は土塁に囲まれているように見えます。
実際は中央が一段低くなっているのです。

北側から虎口を見る。

ついに先端まで来ました。
ここで堀切って見張り台を設けています。
向こう側は絶壁で危険な場所。

北端からの眺め。素晴らしい光景です。

北端にも細い登山道があります。
崖を登るような道で、一部崩れているので足下要注意ですよ!

城生城の北端遠景。神通川の水門が設置されています。
写真右側にある平坦地も郭跡でしょうか。
このあたり空き地が多く、車を余裕で停めれます。

県道から、城の北端の水門に通じる道の入口(地図)

県道から城生城を眺めます。
手前で川が深い堀の役目を果たしています。

城の西側も、断崖絶壁が続いています。
こんなの攻められません。

城の南側の尾根先端は土砂採取で削られています。
2本の空堀と4つの曲輪があったと言われます。残念。

城生城を、神通川の東岸側から眺めてみました。

ちなみに、城生城北端に巨大な洞窟が存在します。
これは江戸時代に治水用に掘ったものが、次第に崩れてできたものだそうです。