富山県砺波市増山(地図)
越中三大山城の一つに挙げられる巨大な山城。
このページでは池ノ平等屋敷跡の紹介をしています。池ノ平等屋敷は、本城から離れた位置にありながらも、周囲を土塁と横堀で固め独立色が濃い。まるで方形の館跡です。現在も水を湛える井戸があるので、居住空間だったことに違いはないのでしょうが、発掘調査では建物跡の検出がありません。謎。
また、七ツ尾山屋敷、城下町土塁跡も紹介します。(撮影2014年3月)
>>池ノ平等屋敷跡の360度 Googleマップビュー
このページでは池ノ平等屋敷を紹介
(『富山県中世城館遺跡総合調査報告書』より引用:北は下)
池ノ平等屋敷跡
(GoogleMAP ビュー)
屈折した通路を持ちます(城郭図A)
井戸への出口だったのでしょうか。
かなり掘り込んだ虎口跡(城郭図B)
右側の土塁から横矢を掛けています。
外側(遊歩道側)から見た虎口(城郭図B)
池ノ平等屋敷の周囲は土塁を持ちます(城郭図C)
外側には横堀を設けています(城郭図E)
土塁跡(城郭図D)
東側の虎口跡(城郭図F)
城郭図Gの土塁
城郭図Hの切岸
神保夫人入水井戸があります
井戸はかなり深く、今も水を湛えています。
殿は逃げたのに、夫人の果敢なる戦闘が凄まじいです。
七ツ尾山屋敷
七ツ尾山屋敷の横堀
和田川対岸にある城下町土塁跡の案内板
城下町土塁跡
この西側に最大幅10mの堀があったというので、城の登り口を防御する土塁だったのだろう。