富山県の山城・城跡

増山城 城下町土塁跡

富山県砺波市増山(地図

 増山城は、越中三大山城の一つに挙げられる巨大な山城。
 このページでは城下町土塁跡を紹介します。

 城下町は増山城から和田川を挟んだ西側対岸にあったといい、現在でも「下町」「寺土居町」などの地名を残します。かつては「増山百ケ寺」といわれるほど寺ががあったといい、現在でも塚が残る。おそらくは防衛機能を持たせた寺町だったのであろう。
 現在残る土塁跡の西側には幅10mほどの空堀があったことが発掘調査分かっており、城を守る前線機能もあったのであろう。調査で食違虎口の存在も明らかになったという。(撮影2024年3月)

(前ページ)池ノ平等屋敷、七ツ尾山屋敷


増山城 城下町土塁跡

増山城 城下町土塁跡
城下町土塁跡
GoogleMAP ビュー

土塁跡案内板
道路沿いにある案内板。

地籍図
地籍図が載っています。
ここから更に西にも土塁があったと推定されます。

虎口
土塁の前にも案内板があります。
春風亭昇太師匠!

増山城城下町土塁パノラマ
パノラマ写真

土塁南端
土塁の南端まで来ました。かなりの高さがあります。

背後に増山城
土塁の奥には増山城が見えます。

土塁西側
土塁の西側。
ここには空堀があったことが発掘調査で分かっています。

増山城
和田川を隔てて増山城跡。
この深い谷川も防衛線として機能したのでしょう。